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第12回 第六部 意思決定と問題解決

意思決定
 意思決定 Decision making
            ↓
 利益(主観的な満足): 効用 Utility

期待効用
 効用×確率

  利益×その確率
 =期待効用 expected utility

​

多属性意思決定
 複数の効用 ⇒ ひとつの選択肢

 効用×重み ⇒ 総和

 もっとも重視する属性に注目
      ↓

 その属性の効用が最大の選択肢を選ぶ

​

人間の意思決定
 サイモン Herbert Simon
 認知心理学,人工知能
 1978年 ノーベル経済学賞

 人間の意思決定
   ↑ 満足化原理 satisficing principle
    「まずまずの」選択肢を選ぶ


フレーミング効果
問題1
対策 A    200人が助かる
対策 B    3分の1の確率で600人が助かり
       3分の2の確率で誰も助からない


問題2
対策 C    400人が死亡
対策 D    3分の1の確率で誰も死亡しない
       3分の2確率で600人死亡        

    

問題1
対策 A    200人が助かる
対策 B    3分の1の確率で600人が助かり
       3分の2の確率で誰も助からない
選択
A  72%
B 28%

​

​

問題2
対策 C    400人が死亡
対策 D    3分の1の確率で誰も死亡しない
       3分の2確率で600人死亡 

​

選択
C  22%
D 78%
        


「・・・助かる」 ⇒ 確実な方を選ぶ
「・・・死亡する」 ⇒ 可能性にかける

フレーミング効果
 表現のしかた: 意思決定に影響

なぜ??

 


プロスペクト理論
 トヴェルスキーとカーネマン (1981)

 主観的価値: 客観的価値に比例しない
 基準点 ⇒ 利得(+)と損失(ー)


 肯定的フレーモング ⇒ 確実な対策
 否定的フレーミング ⇒ 不確実な対策

 参照点の変化

​

 カーネマン 2002年 ノーベル経済学賞

 ⇒ 行動経済学

 「損失回避」  

 プロスペクト理論


主観的確率
 価値関数

 カーネマン と トヴァスキー
 Kahneman & Tversky

   

​

​

Reaction paper 課題
テキストの例で、フレーミング効果がなぜ生じるか,説明しなさい。


問題解決と意思決定
 意思決定
  小数の選択肢
  確率

 問題解決
  多数の選択肢
  選択肢不明
  確率不明

​

現象記述的な研究

情報処理パラダイム

​

類人猿の知恵試験 コーラー Kohler
 洞察 insight 

機能的固着
 ひも問題 string problem
 マイヤー Maier 1931


機能的固着
 Functional fixedness

 ふつうの使い方 ⇒ 固定観念
 ⇒ 他の機能に気づかない

​

一般問題解決器
 サイモンとニューウェル

 General Problem Solver: GPS

 

 ハノイの塔

 

 問題空間 problem space

 操作子 operator

​

手段ー目標分析 means-ends analysis
 現在の状態と目標状態との差を小さくする


 役立つ操作子をさがして適用する

​

副目標の設定
 別の目標を設定する
 副目標 subgoal

​

情報処理モデルの利点
 思考の具体的な手続き

 コンピュータ・シミュレーションによる確認


人工知能 artificial intelligence

1997年 IBM ディープブルー
    高速の演算処理
    膨大の記憶容量

​

現実の問題解決
 良定義問題 well-defined problem
 不良定義問題 ill-defined problem
            「けんかをした友達と仲直りするには?」

     目標状態
    操作子

​

アルゴリズム法
 問題空間を順にすべて試す

ヒューリスティックス(発見的方法)
 うまく行きそうな方法を試す

​

発見の様相  準備期、孵化期、啓示期、検証期

​

問題解決過程の制御
「利用可能な知識」について知識
解決手順の制御 (モニターとコントロール)

自分の認知活動についての認知
メタ認知 meta-cognition

​

Reaction paper 課題2
人工知能と人間に思考のちがいは何か?


次回への事前課題
「言語と意味の関係が恣意的である」例をあげなさい。
 

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