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感情と認知 project

 身の回りの事物を認知する時、私たちの認知はしばしば感情的な経験を伴います。美しい街並みを見れば、心が晴れやかになるでしょう。散らかった部屋に入れば、鬱々とした気分になるかもしれません。これまで、このような感情経験は、認知活動に「付随する」ものとして捉えられてきた傾向があります。しかし現在、人間の認知は本来このような感情経験を伴うものと考えられています。そして脳科学などと連携して、認知心理学はこのような感情と認知の関係を検討してきました。私たちの研究室も、人間が他人の表情を認知する際のメカニズムを、心理実験で検討してきました。その結果をもとに、表情を見る人が他人の顔にどのような感情をどの程度の強さで知覚するか、を予測するモデルが提案されています。

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