第13回 第七部 実験の計画と実施、 結果の分析(3)
統計的分析(推測統計)
事前課題
統計的検定における第1種の誤りとは?
標本と母集団
標本から,母集団について推論
統計的推定
統計的検定
統計的推定
点推定
平均値を推定する ⇒ μ
分散を推定する ⇒ σ
区間推定
平均値の区間推定
比率の区間推定
区間推定の有効性
区間推定
平均値の区間推定 ⇒ 信頼区間
平均値の差の信頼区間
差の信頼区間に 0 が含まれる
←→ 有意差なし (差の検定)
統計的検定
偶然の影響 ⇒ 少数のnでは過大評価
nを考慮して、どの程度の差か判定する
事前課題
統計的検定における第1種の誤りとは?
「差がある」 研究仮説
帰無仮説 :「差がない」
⇒ まれにしか起こらない (低い確率 p < α)
⇒ 帰無仮説 棄却
研究仮説(対立仮説)を受け入れる
「背理法」
α 有意水準 (第1種の誤り)
帰無仮説 「真」 ⇒ 棄却する「誤り」
統計的検定の問題点
P.326 Column 18
有意水準の設定
α 5% あるいは 1%
nが大きくなると ⇒ p値 小 ⇒ 有意
r=.10
n=1000
無相関検定
⇒ t(998)=3.18, p<.01
有意に 0 ではない
対立仮説が真 ⇒ 「有意ではない」
(第2種の誤り β)
「α → 小」 ⇒ 「β → 大」
Reaction paper 課題
統計的検定において,留意するべきことは?
効果量
p値と,独立変数の効果は無関係
効果の指標:効果量 effect size
平均の差 (実験群と統制群)
Cohen の d
d> .80 : 効果大
分散分析
相関比:分散の説明率
η2 > .14 効果大
個人差を考慮した実験計画
乱塊法 Randomized block design
(一要因被験者内計画)
被験者内計画
⇒ 個人差変動を誤差変動から分離
⇒ 誤差変動が小さくなる
⇒ 検定力が上昇する
次回への事前課題
研究結果は,どのようにして報告されるか?
なぜ,報告は必要か?