第５回：奥行きと運動の知覚

奥行きの手がかり　運動視をめぐる問題

 

 

事前課題

奥行きを知覚するための手がかりにはどのようなものがあるか？

 

 

輻輳と両眼視差

 

両眼の奥行きてがかり

　輻輳

　両眼視差

 

両眼視差 

 

両眼視差 　binocular parallax

 

　　　disparity　 両眼像差

 

ステレオスコープ（実体鏡）

 

 

ランダムドット　ステレオグラム

Reaction paper 課題１

　奥行き知覚における両眼の手がかりをあげなさい

 

 

単眼の手がかり

　単眼の手がかり

静止的（絵画的手がかり）

相対的位置

大きさ

重なり

陰影，濃淡の勾配

きめの勾配

運動的

運動視差　　

流れの勾配

絵画的手がかり

 

遠近法的手がかり

 

線遠近法 (linear perspective)

 

遠近法の幾何学

 

 

きめの勾配（gradient of texture)

Gibson, J.J. 1950

 

その他の絵画的手がかり

大気遠近法（aerial perspective）

相対的位置と大きさ (Size & Vertical Location)

 

重なり (interposition)

ネッカーキューブ

 

Kopfermann cube

 

簡潔な記述（最小化原理）？

 

 

陰影　(light and shade)

 

凸

物体のもつ生態学的手がかり

https://www.youtube.com/watch?v=QbKw0_v2clo

 

エイムズの部屋　Ames Room

https://www.youtube.com/watch?v=Ttd0YjXF0no

​

大きさの恒常性

大きさの恒常性

　知覚される大きさ：ほぼ一定

size constancy

 

 

運動的手がかり

 

 

運動視差

motion

parallax

 

 

 

流れの勾配　

　車窓：凝視点より遠くは進行方向へ，

近くは後方へ

 

ギブソン　Gibson, J. J.

 

 

運動遠近法　motion perspective

Gibson : Optic flow pattern　

光学的な流れパターン

 

Reaction paper 課題２

単眼の奥行き手がかりをあげなさい

 

 

 

運動視と窓問題

 

窓問題

 

局所運動情報　

２次元パターンの運動方向は特定できない

 

 

バーバー・ポール錯視

 

 

運動情報の統合

 

局所的運動情報　→　全体運動への統合

　

 

プラッド　パターン

 

物体（オブジェクト）全体として統合

 

 

 

運動残効と視覚消失

滝の錯視

 

 

運動残効　

　　順応　→　逆方向の残効

 

 

 

運動検出器

さまざまな方向の検出器

　均衡　→　静止

 

特定方向の順応　→　反対方向の出力を知覚　

 

運動と位置　→　処理の干渉

 

運動誘発による見落とし

https://www.youtube.com/watch?v=Hfrb94mKCJw

 

 

運動と位置の相互作用

 

過去の運動の記憶　→　位置の修正

 

フラッシュ・ラグ効果

https://www.youtube.com/watch?v=KJS4e0fr_Yg

​

仮現運動

仮現運動　apparent movement

Φ（ファイ）現象

β（ベータ）運動

Gestalt（ゲシュタルト）

 

 

ウェルトハイマー

Wertheimer, M.    (1912)

 

→　ゲシュタルト Gestalt 心理学

 

 　　ケーラー Köhler, W、　コフカ Koffka, K

 

運動と奥行きの相互作用

運動視差

 

 

運動からの構造復元

　　　ウルマン　Ullman

 →　剛体を「仮定」するか？

2次元の変化

→（変形、方向の急速な変化ではなく）

3次元空間で，同一不変対象の一定の動き

として知覚

 

簡潔な記述（最小化原理）

生物学的運動の知覚

biological motion

 

ヨハンソン　Johansson, G. 1973, 1975

​

 

 

 

次回への事前課題

視覚探索 visual search において，「ポップアウト」とはどのような現象か？