第3回
スポーツと発達(2)
スポーツと子ども
事前課題(予習)
運動の発達(運動遊び)と社会性の発達はどのように関係しているか、例をあげなさい。
社会性の発達と運動
社会性の発達からみた遊び
一人遊び→傍観的行動→並行遊び
→連合遊び→共同遊び
子どもの社会性と運動遊び
社会性の発達
象徴遊び →「役割遊び」
自己中心性→ 自己抑制、役割取得
けんか
きまりの形成、役割の工夫
→ 思いやり、共感性、社会規範
競争
社会的比較: 不十分
競争と競技: 能力概念
親や仲間と運動参与
親の影響
期待ー価値モデル
親の価値観 → 期待、支援 → 評価
→ 子どもの信念、自己知覚、原因帰属
自己概念
身体運動的な自己概念(運動有能感)
身近な大人からのフィードバック
仲間の影響
社会的相互作用、自己概念の形成
仲間からの受容 → 役割、社会的地位
親和動機 → 運動参加
子どものスポーツへの動機づけ
運動が好きになるきっかけ
能力、運動の面白さ、対人的交流
内発的動機づけ
運動が嫌いになるきっかけ
恐怖、能力:学習性無力感
汎化
内発的動機づけと有能感
内発的動機 → 自己決定、有能さ
→ 運動有能感
日常の行動:積極性
運動参加と動機づけ
目標志向性(課題志向、自我志向)
能力の認知
子どもの運動・スポーツ指導
乳児期の関わり
新生児反射
→ 随意運動 → 運動の発達
幼児期の運動遊びと指導
基本的な動きの増大、質的な変容
動きのバリエーション: 運動遊び 自由度
有能感
← 達成経験、肯定的評価、努力の知覚
児童期の運動遊び・スポーツ指導
運動組み合わせ
運動、身体的発達 + 認知的発達
ルールのある遊び、集団でのゲーム
成功経験←環境、方法
自己比較の奨励: ×仲間との比較、結果の利用
適切、的確なフィードバック
スポーツ技能学習と臨界期
臨界期
ローレンツ 「刷り込み」
ヒトにおける「感受性期」
感受性期(敏感期):
視覚、運動など機能で異なる
大脳皮質 体性感覚野
運動課題から見た感受性期
60歳 ジャグリング
3ヶ月
運動技能の習得
→ 脳(MT野 灰白質)の変化
感受性期が長い
次回への事前課題(予習)
スポーツの熟練者の認知には、どのような特徴があるか?
Reaction paper 課題
運動の発達(運動遊び)と社会性の発達はどのように関係しているか、例をあげなさい。