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秋学期 第6回 第六部 心理学に特有な問題(3):倫理的問題

 

事前課題

研究(実験)をおこなう際に,被験者に対して配慮すべきことを1つあげなさい。

 

 

社会的契約

研究の機会

研究成果(科学的知識)を社会に還元

 

科学的知識のために

被験者に対して何が許されるか?

 

科学的価値,被験者のこうむるリスク

倫理的配慮の有効性,社会的意義

 

アイヒマン実験

ミルグラム(1963) アイヒマン実験

 仮説  

ふつうの人でも,権威に服従して人の命を奪う

 

検証方法

 実験室 (記憶実験を装う)

被験者に電気ショックを罰として与えさせる

 被験者 一般人(職業,性別)

 

 

スタンフォード監獄実験 

ジンバルド (1971) スタンフォード監獄実験  仮説 

  匿名性は人を役割に従って行動させる

 

検証方法

  場所 (疑似)刑務所

被験者 学生 → 囚人役 看守役

   それぞれの行動を観察

 

 

日本心理学会.html

 

倫理綱領及び行動規範

被験者の保護

実験的操作が必要か?

操作が倫理的に許されるか?

 

因果関係を明らかにする必要性

 

相関研究

リスクの最小化

インフォームド・コンセントと
自発的参加

実験に参加する被験者

← 情報提供

 

自発的参加

 

被験者の反応に影響を与えない範囲で情報を開示

⇒ 承諾 「インフォームド・コンセント」

 

実験同意書と説明文書.doc

 

京大、買い物客らを無断撮影 商業施設で追跡技術研究:朝日新聞デジタル.html

デブリーフィング

実験で生じる疑念,苦痛の除去

 

 

 

 

心理学の実験ついての誤解

性格検査?

知能検査?

自分のことが「わかってしまう」

 

実験の目的を明らかに

匿名性と守秘性

被験者の匿名性の保証

 

実験の過程で得られた被験者の情報の守秘

 

Reaction paper 課題

実験に参加する被験者に対して,どのようなことに留意するか?

 

 

研究倫理審査委員会

研究者による倫理的配慮の限界

 

組織による倫理審査

 

実験の記録

実験(研究)ノート

仮説,目的

実験過程の記録(準備→結果)

日時,場所

被験者,実験者

実験条件,操作

測度,想定外の事実

論文執筆の過程

 

 

 

研究活動の倫理

データの収集

 

データの分析

 

データの保存

倫理的な問題 p.231

研究不正

データの ねつ造,改ざん,盗用

 

剽窃(ひょうせつ)の禁止

資料,データの独自性の価値

 

先行研究の適切な引用

 

 

 

恣意的なデータの処理の可能性

仮説への期待

客観的な分析方法とは

統計処理のルール 

検定の有意水準

処理を分けるべきデータとは

データのトリミング

データのクッキング

 

 

利益相反

利害関係者の関与を避ける

 

研究倫理(早稲田大学の場合)

早稲田大学研究倫理オフィス.html

 

人を対象とする研究等倫理審査に関する手続き

次回への事前課題

テキスト p.286 ~

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