第5回 物体知覚(3):文字/単語の知覚・認知
文字の認知
パンデモニアム
書かれた文字
⇒ 網膜像 ⇒ 特徴分析 ⇒ 文字 ⇒ 決定
イメージ・ 特徴 認知 決定
デーモン⇒ デーモン ⇒ デーモン⇒デーモン
事前課題
単語優位効果とは何か?
単語優位効果
単語の中の文字の認知
無意味綴り,文字単独より正確
単語優位性 単語ー文字効果
文字よりも単語が先に認知される??
相互活性化モデル
並列処理 + トップダウン処理
コネクショニスト・モデル
入力
⇒ 文字の構成要素の処理:特徴の活性化
⇒ 単語の活性化
→文字の活性化(トップダウン)
“WORK“ → “K” が活性化
Reaction paper 課題1
単語優位効果が生じるのはなぜか?
2つのルート
視覚的符号化 → 語彙のアクセス
↓ ↑ ↓
音韻的符号化
散乱単語効果
READ → RE, RA, RD ,,, さまざまな符号化
ストループ効果: 自動的処理と読み
読みの過程
文字の特徴分析
→特徴の総合と文字の同定
→文字を語の音に変換
→語の意味の理解
→語の意味を総合して文章を理解
Stroop 効果 1935
色名 呼称 ,文字読み
文字の意味 色 の干渉
干渉←読みの自動的処理
視覚表象→ 音韻 ← 意味の表象
Reaction paper 課題2
ストループ効果が生じるのはなぜか?
話し言葉の認知
単語の認知
話し言葉 ⇒ 逐次的処理
+ 並列的処理
単語のはじめの音声 ⇒ 逐次処理
↓
単語の候補を探しはじめる
実験
視覚的に提示された文字列⇒ 単語/非単語
ship/hpsi 語彙性判断課題
↑
音声提示 captain
ship :意味的関連
money :capital(最初の音素が同じ) と意味的な関連
goal (関連がない)
RT 反応時間 (1) < (2) <(3) : captain → ship
captain → ( capital ) → money
cap… ⇒ captain → ship 活性化
↓
capital → money 活性化
活性化
話し言葉を処理するモデル
並列処理 コネクショニスト・モデル
トレース・モデル (1986):3つの階層
音声特徴分析ユニット層
音素ユニット層
単語ユニット層
(3) 単語ユニット
↑ ↓
(2) 音素ユニット
↑↓
(1)特徴ユニット
活性化 ⇒ 閾を超える ⇒ 単語を認知
上の階層ほど時間幅が広い
次回への事前課題
情景理解におけるジスト gist の例をあげなさい。