第５回 明るさと色の知覚（２）

エッジと表面，明るさの恒常性

光と色，色覚説

 

マッハの帯
Mach Band

コントラストの抽出

　　　　　↓

エッジ（縁）

輪郭

 

 

　輪郭の成立

 

側抑制 lateral inhibition

 

同化　assimilation

対比　contrast

 

 

エッジと表面

 

エッジの抽出

←　網膜像から

 

ゼロ交差　

神経細胞の受容野の特性と一致

⇒　視覚系の初期処理：「素原始スケッチ」

マー　Marr　　(1982)

 

濃淡の検出

エッジの検出

エッジのグループ化

2.5Dスケッチ

スケッチ　　←　エッジ

 

 

表面の記述

 

観察者中心座標系の表象

　（視線の方向に依存）

表面材質推定と明るさの恒常性

表面の明るさ 反射光

↓

網膜像の明るさ

　　　　≠

知覚される明るさ

 

より広い領域の文脈　⇒　明るさの知覚

 

明るさの恒常性

 

 

Reaction paper 課題1

明るさの恒常性とはどのような現象か

 

質感の知覚

 

表面の複雑な物理的変化

 

輝度変化のパターン　（輝度分布）

　⇒　光沢感

 

 

 

可視光とスペクトル

光と色覚

 

  光の物理的性質と色覚

人間の可視光　380nm―750nm   

 

色覚説

 

三色説

反対色説

段階説

 

 

３色説

網膜の構造

 

 

 錐体

 桿体

 

 

三色説

ヤング-ヘルムホルツ（Young-Helmholtz）

の三色説　trichromatic theory

←混色の説明

 

網膜中の3種の錐体

→それぞれが伝える興奮の比率→色感覚経験

 

 

三色説の

生理的根拠

 

Tomita et al. 1967

 

 

 

反対色説

ヘリング　　（Hering 1920）

 反対色説 opponent color theory

←「黄」　赤と緑を感じない　現象学

網膜上に3種の物質を仮定

 

  赤-緑

　黄-青

　白-黒

異化⇔同化

 

 

Hering の

仮説的モデル

 

 

事前課題

色覚理論の反対色説とは，どのような説か？

 

段階説

ハービッチとジェイムソン　　Hurvich&Jameson1957

網膜部位に三種の感光物質　S錐体，M錐体，L錐体

⇒反対色過程へ

 

 

 

Reaction paper 課題２

色覚の段階説とは？

 

次回への事前課題

知覚される色の３つの属性をあげなさい